

8/22 企画「10本の柱でおさえる!プロジェクト計画書のまとめ方」(講師|入谷聡さん)
8/22の企画コースは、株式会社ロフトワークより クリエイティブディレクターの入谷聡さんをお招きして、 プロジェクトマネジメントについて講座を実施いただきました。 まずはじめに、プロジェクトって何?という定義についてのお話。 期限があり(有期性)、オリジナリティがある(独自性)ことがプロジェクトと入谷さん。 そう考えてみると、身の回りでも 「プロジェクト」といえるものがいろいろありそうですね。 そして、上記を前提としてプロジェクトを計画する上で必要な10の知識体系について、 方法論的な部分を外観していただきました。 もともと、プロジェクトマネジメントは、宇宙開発の現場で使われていた管理手法。 ミスが許されないような現場でどのように、プロジェクトを成功に導くか、円滑に進めるか、 というものなので、どういう項目を抑えておけば、ミスが起きないか、 ということがかなり体系的に作られています。 これから企画を立てる受講生の皆さんには、まさにうってつけのレクチャーですね。 そして、後半からは、自分なりに「プロジェクト」だと思うものを挙げて、 必要な項目を埋め
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8/22 制作「映像論」(講師|伊藤隆介さん)
8/22の授業は、映像作家の伊藤隆介さんを迎えて、「映像」の授業。 前半は、過去の巨匠、作家の作品を鑑賞しながら、映像の歴史や種類について外観し、 後半からは、受講生へ事前に出された課題「生活と意見をテーマにした映像作品」の 講評を行いました。 近年、TV以外でもyoutubeなどの動画メディア、 また、さまざまな動画配信サービスがあふれていたり、 スマートフォンでも気軽に高精細な映像が撮れるようになったりと、 映像をとりまく環境は大きく変わりました。 でも、映像誕生の初期を紐解くと、 あらためて、映像を通して人々がどんなことに興味を持ち、発見し、 表現してきたのか、そんなことが垣間見えます。 授業では、シュールレアリスムの作家マヤ・デレン、 オスカーフィッシンガーによるアニメーション、 アメリカ実験映画の巨匠スタンブラッケージの構造映画などを紹介いただきました。 どれも、今見ても色褪せない視点や、表現の奥深さや強さを感じます。 最近では、動画サービスを通じて、過去のマスターピースが気軽にみれたりするので、 ぜひ、いろいろ巨匠の作品を調べて自分な
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8/1 制作「写真論/課題の講評」(講師|露口啓二さん)
8/1の制作コースは、北海道を代表する写真家の露口啓二さんをお招きして、 写真史についての基礎的なレクチャーと、 事前に発表されていた課題|「今」をテーマにした写真を10枚以内で撮影する。 の講評を行いました。 前半のレクチャーでは、マネやジェフウォールなどを引用しながら、 両作品の比較、絵画と写真の関係、 また、いくつかの写真の潮流についても触れながら、 お話いただきました。 人とカメラの目線の違い、写真の捉え方、美を感じるポイントなど、 普段何気なく使っているカメラですが、こうしてみると、いろいろな捉え方、 見方ができておもしろいですね。 そして、後半からは受講生のみんなが提出してくれた写真の講評タイム。 講評とはいえ、 「作品の良し悪しをここで言うつもりはなく、 道具としての写真って何?ということを少しずつ明確にする作業と考えてほしい」 と露口さん。 受講生のみんなが提出してくれた写真は、本当に三者三様。 それぞれの視点やものの見方、考え方の違いが現れていて、大変おもしろいものでした。 ある人は、日常の機微を写真に撮っていたり、 普段絵を描
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8/1 企画「社会や個人の関心から企画を考える」(講師|酒井秀治さん)
8/1の企画コースは、いよいよ、 個人の課題シートをもとに企画のタネ出しを行いました。 今年度の企画課題は、「社会や個人の関心から企画を考える」。 受講生のみんなには、事前に自分の中の 社会的な関心と、個人的な関心をピックアップするためのシートを渡しています。 授業当日はシートをもとに各自発表してもらい、 事務局メンバーと講師の酒井秀治さんからいろいろと質問。 質問に答え、時にはどうしてだろう?と考えながら話すことで、 それぞれの関心について深く考えて掘り下げるという作業です。 みんなの話を聞いていておもしろいのは、 例えば、良い企画をつくろう!社会のためになるような企画にしよう!と 一生懸命社会的な関心を話してもらうのですが、 結局、元をたどると本人の一番やりたいことや関心は 身近な趣味のことだったりすることです。 勿論、プロジェクト(=企画)を考える以上、 独自性や社会性はある程度必要かもしれませんが、 個人的な趣味や好きなことからでも、企画は始められます。 むしろ、話を聞いていると、そういった趣味や好きなことのほうが、 本人の熱量やパーソナ
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