

2/27 合同「卒制に向けた合評会」(今村育子さん・高橋喜代史さん)
2月27日は卒展前の最終授業。 企画コース・制作コース合同での、合評会でした。 実は、なかなか普段一緒の授業を受けることのないそれぞれの受講生ですが、 今回の合同授業では、みんなが集まって、制作コースは企画コースの、 企画コースは制作コースの、作品やプランについて質問をします。 お互いに違う背景や経験を持った人どうしが、 交わって、思ったことを自由に言い合えるのはとても大事なことです。 普通に生活していたら、出会っていなかったような人と出会い、 仲間として一緒に学び、真剣にディスカッションしあう場や関係性が 作られていくこともシンクスクールの醍醐味です。 さて、授業では企画コースの方は、ある程度プランが出来上がり、 固まっている方が多いですが、 制作コースは、まだまだぎりぎりまで粘って考えたり、悩んでいる人が多い印象。 せっかくの卒業制作展、 自分にとっていいもの、今後につながるようなターニングポイントとなるような 作品や企画にしてもらいたいですね。 さて、次回授業は卒展会期中に行われる公開講評! ゲストは、秋田公立美術大学准教授 服部浩之さんで
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2/20 企画「予算書をつくる」(柴田 尚さん)
本日は、北海道教育大学岩見沢校教授/NPO法人S-AIR代表 柴田尚さんによる「予算書をつくる」授業! 企画を進めるために大きな壁となる資金面の内容についてのお話です。 前半は企画に対して資金をどう調達するのか教えていただきました。 資金調達先ごとの特性と企画の特性を合致する点のお話も非常に興味深い内容でした。 自分の企画はどこにアプローチすれば実現性が増すのか見えてきたのではないでしょうか。 アーティストインレジデンスやマネジメントについても、
ユーモアも交えて赤裸々にお話ししていただき印象に残りました。 また、「お金とは何か?」、「自分の企画を誰にしてもらうのが一番嬉しいか?」、
「誰か仲間を見つけられような企画が良い」などのお言葉は より一層企画を見つめ直す軸になったと感じます。 後半は、一人一人卒業制作の企画に対してアドバイスをいただきました。 柴田さんの自由な発想で自身の企画の隠れていた可能性に気づけたのではないかと思います。 残りの期間も企画のブラッシュアップに向けて頑張りましょう!
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2/13 企画「ポスターをつくる」(佐々木信さん)
2月13日の2月13日の企画コースは、シンクスクールではおなじみの デザイナー佐々木信さんによるデザインについての授業でした。 3KGというデザイン会社をされながら、 d&department storeというお店もされている佐々木さん。 最近では、市民交流プラザや赤れんがテラスのアトリウムにて コロナ対策を考える実証実験「しくみ」プロジェクト などにも関わっておられます。 さて、前半はまず、佐々木さんによるデザインと活動紹介のレクチャー。 これまでの仕事を自身のキャリアに触れながら紹介いただきました。 デザインを始めた頃は、自分にとってのかっこいいことを大事にしていたけど、 それがだんだんと「人に伝わるデザイン」へ考えがシフトしていったとのこと。 この日は、実践的なフォントの扱い方や、 ポスター内の図像や文字配置などについても触れていただきました。 一生懸命考えた企画プランを、よりよく人に伝えるためにもデザインの力は大事ですね。 また、後半は一人ひとりが制作を進めているポスターのラフイメージをもとに、 より具体的なアドバイス! 例えば写真を使っ
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2/13 制作「ポートフォリオをつくる」(風間天心さん)
13日の制作コースは、僧侶でありアーティストである 風間天心さんによる授業。 風間天心さんといえば、2019年に岡本太郎現代芸術賞で岡本敏子賞を受賞し、 近年ではコロナ大仏造立プロジェクトなど、精力的に活動されている北海道の作家さんです。 この日は、ポートフォリオやコンペについて考えるレクチャー。 ポートフォリオは第三者に伝えるための履歴書、 まずは、どう見せたら伝わるかを考えて、見易さに重点を置くことが大事と天心さん。 アーティスト業も、ただ作品を作ればいいというだけではなく、 施工の業者さんや、企画者、学芸員、企業などさまざまな方と関わりあって 発表や展示の機会が作られるもの。 そういった地道な積み重ね、配慮が重要なのですね。 また、コンペってなんのために出すのか? どういうことを意識しながら提案するのが良いか? といった、より具体的で実践的なお話も。 後半は、卒展も近い生徒の皆さんへ作品プランのアドバイス。 シンクスクールを受講される方々は、 みなさん全員がアーティストになりたい、というわけではありません。 もう少し自分の表現を深めてみたい
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