

8月27日上田假奈代さん「ふりをすることの可能性」
詩人であり、釜ヶ崎にあるゲストハウス、ココルームを運営する上田さんが遥々ご来札くださいました! 芸術大学やカフェの顔をしたココルーム。そこでは上田さんが企画された様々なワークショップを通して地域の方々が少しずつ居場所を作ったり、心を繋げたりする場所として機能しています。 授業はまず初めにそれぞれをあだ名で呼ぶことからスタート!理由はよくわからないけど、皆さん呼ばれてみたかったあだ名があったみたい...場が和んだところで、たくさんのワークショップをしてくださった上田さん。 一つ目は俳句の5・7・5のそれぞれの部分をバラバラの人が作るというもの。前の人が書いた言葉を元に連想したり、全く違う言葉を置いてみたり。言葉遊びの面白さを体感しました。 二人一組でテーマに沿ってインタビューをし合いながら、相手にまつわる詩を作るワークショップはスタッフの私も参加しました!相手から出てきた言葉を私なりに解釈・構築して、相手にまつわる詩を作る。誰の作品なんだかわからなくなる、作品作りがとても面白かったです。 逆も然り。自分の言葉がどんなふうに解釈・表現されるんだろうか
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8月20日 神輝哉さん「共有地の可能性を探る」
本日のシンクスクール企画コースは(株)PLOW代表取締役の神輝哉さんの授業です! UNTAPPED HOSTEL(ゲストハウス )を営む神さんはコロナ禍で大打撃を受けました。 お客さんが入らない間、ホームレスの方々を保護するシェルターとしてゲストハウス の一角を解放したことをきっかけに 地域を巻き込んだ炊き出しや無料のヘアカットイベントを企画して流れるままに続けることを決断したそうです。 近年「自己責任」という言葉をよく聞きますが、これって社会問題では? と強く感じていることが神さんの数々のイベントを企画する活力になっています。 しかし、継続することの難しさももちろんあります。収益を見込んだ事業ではないからこそ、 シェルターを継続するための事業として「本屋」(SeasawBooks) を選択されました。 ネットにしか存在場所のない現代に、誰もが現実に必要としているのではないかと考える街のコモンズ(共有地)を作るために書店とシェルターを続けています。 また授業後半では、共有地の可能性について神さんが日々考えている「シェア」をポジティブに捉えすぎない
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8月6日漆崇博さん「企画の組み立て方」
本日のシンクスクール企画コースは一般社団法人AISプランニング代表理事の漆崇博さんの授業です! アート(特に現代アート)はなんで楽しめない人が多いんだろうか?の疑問から授業はスタート。 「共通ルールがない」ことから、自分でルールを構築していかないといけないことがきっと、楽しむ人口の少なさなのではないか? 漆さんのおすすめは作品を鑑賞するとき誰かと鑑賞する。作家の背景を知る。何度もみてみる。物理的に離れて見る。そしてよく分からないことはとりあえずは無視する。 これらは当事者意識を持った強い企画をつくるときにとっても役立つ考え方だと教えてくださいました。 授業後半は受講生の皆さんにご自身のことを教えていただきました。 後期は一人一人「企画」を立てていただくので、ご自身の問題意識・興味・関心を知る、分析することの第一歩になったのではないでしょうか?
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