9/9 合同講義、 9/10 制作コース「リレーショナルな形式ー関係性の美学」
今回の講義は辻憲行さんをお招きしました。辻さんはキュレーター、翻訳家としてご活躍されている方です。現在はフランス人のキュレーターであるニコラ・ブリオーの「関係性の美学」を翻訳中。この本は12カ国語に翻訳されているとのことで幅広く読まれているそうです。
今回は2日間の講義で1日目が企画コース、制作コース合同の講義。2日目は制作コースの講義をしていただきました。
「関係性の美学」についての入門編の講座です。
一日目は企画コース、制作コース合同授業でした。
ニコラ・ブリオーの「関係性の美学」の前に、クレメント・グリーンバーグのモダニズムについての歴史観をお話していただきました。
続いて、ニコラ・ブリオーの「関係性の美学」について。
フィリップ・パレーノ(Philippe Parreno)、リアム・ギリック(Liam Gillick)、リクリット・ティラヴァーニャ(Rirkrit Tiravanija)、ヴァネッサ・ビークロフト(Vanessa Beecroft)の事例をいくつかご紹介していただきました。
続いて2日目。
企画コースからも数名参加していました。
午前中は1日目の続きを少し。
1960年代、グリーンバーグと同時代にあった他の絵画の解釈について。
批評家であるレオ・スタインバーグのモダン芸術、絵画の解釈についてのお話をしていただきました。
午後は、制作コースの受講者の作品、展示プランについて講評をしていただきました。
キュレータであり、元東京都写真美術館にいらっしゃった辻さんから講評・アドバイスをもらえるというなんとも貴重な時間です。
1人ずつ自分の作品や企画について発表し、辻さんからアドバイスをもらいました。
とても熱心に講評してくださり、熱い時間でした!
そして講義の熱が覚めやらぬまま、テラス計画へ場所をうつして懇親会をしました。(前日も飲み会でしたがw)
ここでもフランクに作品の相談にのっていただいたり、とても賑やかな熱い時間でした!
次回の講義は9/16、高橋喜代史(アーティスト/一般社団法人プロジェクタ)による、
企画コースは「企画プレゼンにむけて」
制作コースは「前期展にむけて」
となります。