6/30 制作コース「課題の講評」
4週ほどあきまして、6月30日はいよいよ制作コースの課題講評です。
前々回6月2日の講義では、naebonoアートスタジオにて山本さんのスタジオ見学+レクチャーを行い、「自画像」を描くというテーマが与えられました。
そして、本日30日はいよいよ作品の講評です。
皆さんいったいどんな「自画像」を描いてきたのでしょうか?
例えば、自分の名前から「自分」を見つめ、三次元的な観点で作品を描いた人もいれば、
自分の住む土地、これまでに移動した道のりに焦点を当てる人も。
北海道の被り物をしたような自画像がユニークです。
がっつり絵の具を厚く盛ったり、
立体物を貼り付けたりと多種多様です。
その他にも紹介しきれないたくさんの力作が並びました。
みなさん、自分が ものごとに対してどのような考え方を持っているかなど説明しながらの発表で、
思考の過程も垣間見え、なかなか興味深い時間でした。
講師の山本さんも生徒が表現したかったことと、実際に表現されたもののギャップを丁寧に指摘しながら、
表現したいことをクリアにするためにはどうすればよいか、という点を的確にアドバイスしてくれました。
生徒たちも、自分が意識していなかった部分が健在化していくプロセスを楽しんでくれたみたいです。
美術表現は正解がない分、作る方も見る方も時に戸惑うことがありますが、
それを乗り越え、思考するためのきっかけとしてどんどん作って、鑑賞し続けることが大事じゃないかなと思います。
受講生のみなさん、本当にお疲れさまでした!
(PROJECTAコーディネーター:櫻田)