12/8 制作コース「観察と手口」(荒木悠さん)
12月8日の制作コースは、
近年、映画祭での受賞など活躍がめざましい
映像作家/美術家の荒木悠さんの授業です。
ただ、ご本人は、最近「film maker」というよりも、
実際のものではなくデータを作る「file maker」のほうがしっくりくる、
なんてことも話されていました。
僕はこの話が結構好きです。
さてさて、授業の内容としては、
前半で、ご自身の活動紹介を通して作品制作のメソッドや考え方について
話してもらいました。
過去の作品なども沢山、見せていただきました!
中には、ボツになったむかーしの作品紹介もあり、
「あーー、こういう失敗の上に、今の作品があるんだなあ」と、
勇気づけられました。
アイデアをひたすら出せば、3割ぐらいは使えるものがあるのではないか、
と考えて学生時代は制作していたという荒木さん。
制作コースの皆さんも、この手法はすぐに実践できそうですね。
そして、後半は個別のチュートリアルの時間。
受講生のみんなは、あれやこれやと考えや質問をぶつけていきます。
全体を通して感じたのは、荒木さんは作品や制作に対して、
とても真摯でまっすぐ正直であるということ。
また、悩みながら相談する生徒一人ひとりと同じ目線に立って、
考えてくれていたように感じました。
荒木さん自身のキャラクターも面白く、かなり内容の詰まった良い時間でした!