​卒業生の声

荒岡信孝 (企画1期最年長卒業生)
不動産関係の仕事をしていて、アートとは無関係でしたが、何となくチカホでフライヤーを見て即入学し、そこでいろいろな気づき、刺激、楽しさを感じました。卒業企画が「アートを使ったシニアの社会貢献」で、その後アーティストの方たちの協力で築50年の古い倉庫で、シェアアトリエをすることとなりました。(なえぼのアートスタジオ) 現在は、アートをシニアの方たちに少しずつ広める活動をしています。
荒井純一 (企画3期卒業生)
シンクスクールに入って、自分の中にない知識について考えたり創造したり 社会人になってから仕事とスクールの両立は新鮮でした。 自主的に学ぶことで身に付くスピードも早かったです。 卒業後はスクールで出会った人脈、知識は財産となり、前期のグループ企画、後期の卒業企画は2020年以降実施に向けて活動して
います。
シンクスクール卒業生は、デザイナーや落語家になるための上京、海外のアートスクールヘの入学、一般社団法人PROJECTAや札幌駅前通まちづくり会社への就職、札幌市内のまちづくり会社でのアルバイトなど様々な変化や飛躍をしています。また、第1期修了生の荒岡信孝さんが、シンクスクール講師に物件紹介したことをきっかけに、アーティストが中心になって運営する集合アトリエ「なえぼのアートスタジオ」が誕生しました。今では、札幌のオルタナティブアートシーンの重要な拠点の1つとなっています。
札幌市苗穂・なえぼのアートスタジオ
室蘭市・旧絵鞆(えとも)小活用プロジェクト
岩﨑麗奈 (制作1期・2期卒業生)
シンクスクールの受講を考えていた頃、カリキュラムをざっと見てなんだかわからないけどきっと凄そうだな  (でもついていけるかな…)と、えいっと飛び込んでみることにしました。やっぱり凄かった、シンクスクール。
覚悟があれば、人生変わるぐらいの衝撃がある場所です。
渡辺ひろみ (企画2期卒業生)
好きなだけではアートの楽しさを伝えるのは難しい。好きを一緒に楽しめる人を増やせるようになりたいと、受講しました。たくさんの仲間もでき、スクールの1年限りではなく、その後のやりたいことを見つけるきっかけとなり良かったです。
テラス計画・アイヌ語講座のようす
和島ひかり (企画3期/制作2期・3期卒業生)
シンクスクールに入ってからは課題制作時に限らずどんなことに対しても ”私が本当に思っていることは? ” という問いをもつようになり、考えるほどさらに生まれてくる問いに苦しみつつも、新たな発見やその問いを共に考えてくれる仲間との繋がりに喜びを感じました。

インタビュー|シンクスクールスクールってどんな学校?

まちづくりと現代アートを学ぶシンクスクールは、どのような考えのもとに生まれたのか?シンクスクールを主催する札幌駅前通

まちづくり株式会社 今村育子にインタビューをしました。

―今村さんはご自身がアーティストで、札幌駅前通まちづくり会社で働かれていますが、どうしてシンクスクールを始めようと思ったのか聞かせてください。

 

今村:2011年の5月からまちづくり会社で働くことになって、ちょっとずつ企画をやらせてもらえるようになっていきました。でも、企画は一人ではできないし、一緒にまちをおもしろくしてくれる仲間を見つけたい!というモチベーションから「スクールをやろう」と思いました。

―まちづくりとアートという2つの視点でシンクスクールを始めたのはどうしてでしょうか。

今村:シンクスクールが大切にしていることは、アートの多様性と寛容性です。アートっていったときに、絵画や彫刻、子供が粘土をこねていたり、現代アートなどいろいろなものを想像すると思うのです。アートのイメージは曖昧で、実は、まちづくりもそんなに形がなくて、なんだかはっきりしない。

―アートとまちづくりにはそういう共通点があるんですね。

今村:私は、はっきりしていないからこそ、みんなで考えて、新しいものを作っていける可能性があると信じています。

―シンクスクールは、プレゼンや展示、ディスカッションなど、アウトプットの場がたくさんあって、言葉にする機会があるのがいいなと思いました。

 

今村:言語化って私も苦手なのですが、話せないと伝わらないからなんとかしたい。だから、学びの場で練習していくことが重要だと思いカリキュラムを組んでいます。

 

 

―シンクスクールの講師の方も生徒も本当にいろんな人がいて、同じ問題でもアプローチの仕方はさまざまですよね。

 

今村:講師の方もみんな違っていて。アーティストやプランナー、キュレーター、コーディネーターやディレクターなど、本当に沢山の職種や手法があるので、シンクスクールの1年間で自分がどの役割、どの表現方法が向いているかを見極めてほしい。

 

 

―シンクスクールは、自分を見つめ直す時間という一面もあるんですね。

 

今村:例えば会社でプロジェクトをやるときに「あの時のワークショップをやってみるか」とか、自分の子どものために一緒にやってみるなど、自分の仕事や生活に学んだことを持ち込む。まずはそこからと考えています。

―全国のまちづくりやアートの第一線で活躍する方々に講師として来てもらっていますが、直に話を聞けたりアドバイスをもらえたりするのは、地方都市の札幌では特に貴重な機会だと思います。

 

今村:東京じゃないとアートやまちづくりを勉強できない、知ることができないのは違うと思っていて。いくつになってもどこにいても人生の中で勉強したいなあと思う時ってありますよね。でも職場や家庭に固定されて、なかなか動けない人もいる。みんな色んな理由で札幌、北海道、それぞれの場にいると思うのです。「じゃあ今から勉強したいけど、どこにいったらいいの?」という北海道で暮らす人たちに、「このスクール届けーっ」と思っています。

 

 

―1年間、いろいろな人に会い、いろいろな話を聞けば、変化していきますよね。

 

今村:私がシンクスクールですごく良いなと思っていることは、スクール生がみんなで「なんでもないことを話している」ことなんです。2017年度から企画コースの個人課題は「クリエイティブの力で社会や自分の問題に取り組むプランを考える」なんですが、ジェンダー、コンプレックス、社会問題、コミュニケーション、就職とか、それぞれが自分のもっている問題意識をみんなで共有しながら熱心に話しています。そういう話を日常的にすることってなかなかないですよね。普段の生活の中で「時間ってさ」とか抽象的な話にはなかなかならない。だからこそ、それについて真剣に話している姿と、意見を聞いているだけで「これ凄い時間だぞ」って思っています。このまま、ずっとダラダラと話してほしい(笑)。

―最後に、これからシンクスクールどうなっていけばよいとお考えですか。

 

今村:シンクスクールは、アートやまちづくりを知りたい、マネジメントやまちづくりをやりたい、作品を制作したいっていう人たちに向けてのスクールですが、自分の人生をもっと面白くしたいと思ってる人にも良いのかなと思います。企画や制作を考えるプロセスは、自分の人生を考えるプロセスに似ています。多様な生き方をする人の話を聞いて、自分の人生について根源的に考えることができたら、さまざまなことに応答できると思います。自分の人生や、やりたいことに疑問を持っている人、なんかちょっとつまづいてる人とか、そういうことを考えている人に来てもらえればと思っています。私自身も毎年どんな方々に出会えるのか、そしてどんな企画や作品を見ることができるのか、とても楽しみにしています。

今村育子

2006年より美術家として、光のグラデーションをモチーフにインスタレーション作品を制作。2011年より札幌駅前通まちづくり株式会社勤務。主に「シンクスクール」「PARC」「さっぽろユキテラス」「テラス計画」「まちの子育て研究所gurumi」の企画や、まちづくり会社主催事業のデザインを担当する。

©︎2020 札幌駅前通 まちづくり株式会社    All right reserved. 

札幌市中央区北3条西3丁目1番地 札幌駅前藤井ビル8階 

シンクスクール事務局/お問い合わせ

一般社団法人PROJECTA 

TEL : 011-211-4366(テラス計画内)

  • Facebook - Grey Circle
  • Instagram - Grey Circle