Think School 2019 講師紹介vol.9(道内編)
「講師紹介vol.9」では、漆崇博さん、神長敬さん、風間天心さん、浅沼敬子の4名をご紹介させていただきます。
12月上旬、受講生それぞれが卒業課題に向けて動き出す時にあります。漆さんの「企画の組み立て方」では、これまでの漆さんの活動紹介などのレクチャーのほかに、それぞれの企画の種をどのように肉付けしていくか、アドバイスをもらうことで方向性が見え、グッと企画らしくなる時間となります。
石山緑地の公園設計など、様々の事業をおこなってきた神長敬さんには、自身の活動紹介ほか、「まちづくり」の楽しく学ぶレクチャー、受講生それぞれの企画をじっくり掘り下げていく時間にもなります。
今年、岡本敏子賞を受賞された風間天心さんの「コンペディションへの応募(姿勢と対策)」では、その名の通りコンペへ応募するにあたり必要なこと、人にみせるポートフォリオやプランをどのようにつくるべきかなど、具体的な対策を学べるかと思います。数々のコンペを獲得している風間さんからお話を聞ける貴重な機会となります。
浅沼敬子さんの講座は「土地とアート: 沖縄と北海道の作例を見る」です。浅沼さんは西洋史だけではなく現代美術の研究もされている方です。社会と密接に関連している現代美術について学べる機会となります。
Think School 2019 講師紹介vol.9(道内編)
◾️漆崇博(うるし・たかひろ)|一般社団法人AISプランニング代表理事
講座|12/14「企画の組み⽴て⽅」 企画コース
1977年北海道生まれ。一般社団法人AISプランニング代表理事。北海道各地でのアーティスト・イン・スクール事業のコーディネートを中心に、香川県観音寺市におけるまちづくり事業、トヨタ・子どもとアーティストの出会い事業、北海道コミュニケーション教育ネットなど芸術文化を媒介とした事業運営や、コミュニティースペースオノベカ、さっぽろ天神山アートスタジオ(札幌市)、SIAFラボ(札幌国際芸術祭)の運営などを担っている。
◾️神長敬(かみなが・たかし)|株式会社KITABA 代表取締役社長
講座|1/18「まちづくりとはなにか?」 企画コース
1966年生まれ、宮城県出身。札幌市のモエレ沼公園や石山緑地などの公園設計、新型低床車両ポラリスのデザイン、仁木町のワイナリー計画など、ランドスケープ、プロダクト、建築と幅広くデザイン・プロジェクトにかかわる。被災地、東松島市では、支えあう暮らしの実現に向けたコレクティブ・ハウスの設計に参画。そのほか、まちづくりへの住民参加のプロセス・プランニング、地域計画や行政計画に関するプロジェクトも多い。北海道地域づくりアドバイザー、技術士(建設部門 都市及び地方計画)。
◾️風間天心(かざま・てんしん)|美術家/僧侶
講座|11/16「コンペディションへの応募(姿勢と対策)」 制作コース 合同
1976年、東川町生まれ。2006年、「第9回岡本太郎現代芸術賞」に入選。2008年、武蔵野美術大学大学院を修了。同大学パリ賞により「パリ国際芸術都市」に滞在。大本山永平寺での修行を終え、宗教と芸術の相互作用を求めて国内外で多様な活動を続けている。2015年、「Tokyo Midtown Award 2015」優秀賞。「LUMINE meets ART AWARD 2015」ウィンドウ部門 入賞。2016年、「JR TOWER ART BOX AWARD 2016」グランプリ、「第5回 札幌500m美術館賞」グランプリ。
◾️浅沼敬子(あさぬま・けいこ)|北海道大学大学院文学研究科・准教授
講座|1/11「土地とアート: 沖縄と北海道の作例を見る」 制作コース
1975年宮城県生まれ。早稲田大学で西洋美術史を学ぶ。埼玉県立近代美術館、熊本大学文学部勤務を経て、2006年より現職。ゲルハルト・リヒターやヨーゼフ・ボイスに関する研究の他(例: 監修・執筆「ヨーゼフ・ボイス関連用語集」水戸芸術館現代美術センター編『ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命』フィルムアート社、2010年)、日本の現代美術についても調査を行う(例: 編著『循環する世界: 山城知佳子の芸術』ユミコチバアソシエイツ、2016年)。