2024年11月2〜4日東京視察研修レポート 2024🌆
- シンクスクール事務局
- 2024年11月9日
- 読了時間: 4分
🌆 東京視察研修レポート 2024
シンクスクール事務局です。
今回は、毎年恒例となっている課外活動「視察研修旅行」のレポートをお届けします。
🏙 教室を飛び出して、初の東京へ!
「現場で実物にふれて体験することも重要」という考えのもと、
今年度は意外にもまだ訪れたことのなかった 東京 を舞台に研修を行いました。
今回のメインイベントは、合同講座でもお越しいただいた 卯城竜太さんが所属するChim↑Pom from Smappa!Groupの主催による大型ナイトイベント 「BENTEN」。新宿・歌舞伎町のど真ん中、まるでお城のような「王城ビル」を舞台に繰り広げられる異色のアート体験でした。
🖼 Day 1
■ 東京都現代美術館

まず最初に訪れたのは、東京都現代美術館。
企画展「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」を鑑賞しました。
日本美術の変遷を一望できるスケール感と濃密な展示構成に、誰もが圧倒されました。
■ ワタリウム美術館

続いては、ワタリウム美術館で開催中の「SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット」へ。
都市とストリートと身体表現が交錯する刺激的な展示でした。

続いて、PRADA青山店にてリジー・フィッチとライアン・トレカーティンによる展覧会「It Waives Back」を鑑賞。
禍々しい彫刻と映像作品で構成されたインスタレーション。
映像作品は、SNS世代の映像編集の感覚を想起させるような構成、
世界観の作り込みは勉強になりました。
■ ナイトイベント「BENTEN」へ


夕食後、いよいよBENTENの会場へ。
メイン会場の王城ビルだけでなく、能舞台の会場、WHITE HOUSE、大型ビジョンなど…
新宿全体がアートに染まったようなスケール感です。
北海道・札幌から「すすきの夜のトリエンナーレ」がジンギスカンを出店。
イベント中はどこかでパフォーマンスやイベントが開催、
地下一階のクラブ会場は朝までDJが在中しており帰るタイミングをついつい見失う楽しいイベントでした。
アート、音楽、食、都市、様々な文化が混ざり合う唯一無二の体験となりました。
諸々たくさんのご対応してくださった卯城さんに心よりです!!
🎨 Day 2
■ 国立新美術館

2日目の朝は、国立新美術館「荒川ナッシュ医 ペインティングス・アー・ポップスターズ」へ。
会場に入ってすぐに目に入る「メガどうぞご自由にお描きください」では、
親子連れの方々が床で自由に楽しそうに絵を描いており、まるでピクニックのような空気感。
参加型の展示とアーティストによる分かりやすい解説ツアーに、リラックスしつつ深くアートと向き合える体験となりました。
■ すみだ向島EXPO 2024



その後は、下町の風情が残る 墨田向島EXPO 2024へ。
閑静な住宅と商店街立ち並ぶエリアを舞台に、
多数のコンテンツを展開するアートプロジェクトになります。
普段立ち入ることができない、
古民家の一般宅を借用し展示会場にしていたり等、
街とアートが寄り添うような、温かくも刺激的な街歩きを楽しみました。

この日の夜も再びBENTENへ!
🏛 Day 3 -
■ 戸田ビル

続いて11月2日にオープンしたばかりのTODA ビルディングへ。
こちらでは、「APK PUBLIC」というパブリックアートの企画を鑑賞。
企画のキュレーションをつとめる飯田志保子さんが、
不確かな時代の閉塞感を未来志向のポジティブな展望に転換できるよう「螺旋の可能性―無限のチャンスへ」をコンセプトに、
若手作家によるパブリック作品が展示されていました。
札幌国際芸術祭2020では見ることがかなわなかった持田敦子さんの作品を見ることができ感動です!
■ アーティゾン美術館


今年の ヴェネチア・ビエンナーレ 日本館代表毛利悠子さんの展覧会、
「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて」を鑑賞。
繊細な感性と緻密な空間構成に、参加者一同じっくりと見入っていました。
■ 資生堂ギャラリー

最後に訪れたのは、資生堂ギャラリーです。
「渡辺志桜里 宿/Syuku」の準備期間中だったのですが特別に中を見せていただきました。
搬入中にも関わらず、快く対応してくださった資生堂ギャラリー のスタッフの皆様、
そして、作品に関する質問に丁寧に答えてくださった渡辺さんに心からの感謝を申し上げます。
✨ まとめ
現場でしか得られない感動と刺激、そして都市とアートの今を体感した3日間。
机の上では学べない「生きた学び」を体験できました。
来年の視察も今から楽しみです!

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