11月23日 「空間と彫刻 ー在り方についてー」久門剛史さん

こんにちは

シンクスクール事務局です。

今回は美術作家・久門剛史さんをお招きし、

ご自身の作品や活動の紹介、さらに「作品と鑑賞者の関係性」をテーマにしたワークショップを実施しました。

講座前半では、久門さんによる彫刻史の概説から始まり、

作家としてのキャリアの始まりや制作の背景についてお話しいただきました。

作品づくりにおける視点や、表現に対する姿勢が具体的に語られ、実践に向けたヒントに富んだ内容でした。

続いて、過去の展覧会で用いた図面資料などを交えながら、作品解説と鑑賞者と作品の出会い方について解説いただきました。

空間の設計や展示の構成が、作品そのものの意味や受け取り方にどう影響するのかを具体例をもとに紹介いただき、展示計画の重要性を再認識する時間となりました。

最後はワークショップ形式で、自らの作品を「地球上のどこでも設置可能」という設定で展示プランを考える演習を行いました。

条件が自由である分、構想の軸を見つける難しさもありましたが、各自の想像力を試す有意義な時間となりました。

久門さんの講座は、作品制作だけでなく、

その「見せ方」や「関係のつくり方」にまで踏み込んだ内容で、多角的な視点からアートを考える機会となりました。