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11/7 制作「アートステージ講評」


制作コースは、アーティストの磯崎道佳さんと、

札幌北商標法律事務所/salon cojica代表のギャラリスト 川上大雅さんに

チ・カ・ホで展示中のアートステージ出展作品を見ていただきました。






なお、磯崎道佳さんは、苫小牧市美術博物館で現在、作品を展示中だそうです。

ぜひご覧になってみてくださいー。



さて、今回は、チ・カ・ホという公共空間での展示。

また、規定サイズや条件の中で作品を展開するというお題だったので、

難しさを感じた方も多いかもしれません。


ひとまず、受講生の皆さん、お疲れ様でした 。



さて、さっそく作品講評ですが、

2年目の田口くんは、今回、3DCGアニメーション作品を発表。

これまで、少し変わった、ちょっと笑えるような映像作品を作っていたのですが、

だいぶ作品のビジュアルが洗練されてきました。





ただし、本人の中でまだまだ、伝えたいことと

表現として表に出てくるものとのギャップに悩んでいるようで、

そのあたりを講評でも突っ込んで聞いてもらいました。



自分の意図と、展示作品が語る内容とのギャップについては、

他の方の講評でも同じ指摘がありましたね。

やはり、皆さんがぶち当たる壁の一つのようです。




また、アニメーションを制作された西さんには、コンセプトはもちろん、

映像の音についてなど、細かい技術的な見せ方についてもアドバイスをいただきました。





ギャラリストである川上さんからは、ギャラリーオーナー、コレクターとしての経験から、

写真作品について見せ方の工夫などのお話も。まだまだ勉強してまもない方にとってはとても良い勉強になりますね。




そのほか、絵画を出展している岩澤くんは、卒制に向けて、

これまでに描いてきた絵本の実物を持ってきてくれたので、

それを見ながら、今後の制作の方向性を相談しました。





なお、今回は皆さんの中から「優秀賞」を発表の予定でしたが、、、、、、、

惜しくも該当者はなし。残念!



しかし、磯崎さんから、今後の期待を込めて、「磯崎賞」に発表が!



今回は、幸せを持ち帰れるスタンプ装置、「観幸スタンプ」を出展した金野佑海さんが

「磯崎賞」に選ばれました。


選定理由や、難しい条件と空間の中でそれをあまり感じさせないこと、

まだまだ、作品と伝えたいことにズレはあるかもしれないが、今後が楽しみとのことでした。






全体を通して磯崎さんからは、

言葉や既存のイメージに引っ張られてしまうのでなく、

気になったことや興味のあるテーマについて回答を保留にしながら、

作品制作を続けてほしい。という言葉が最後にありました。


なかなか、言葉やすでにある物で作品を表現し、語ろうとすると、

自分が本当に伝えたかったものとずれてしまうことがあります。

自分が見知っているものや、関心のテーマを軸に入れつつも、

いろいろな可能性を残しながら、自分や作品と真摯に向き合う態度が大切だなあと

とても身が引き締まる思いでした。


磯崎さん、川上さん、ありがとうございました!



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