8月9日(土) 「絵画の入り口」山本雄基さん(制作コース)
- シンクスクール事務局
- 8月15日
- 読了時間: 2分

こんにちは!
シンクスクール事務局です。
8月9日(土)の制作コースでは、画家・山本雄基さんによる講座「絵画の入り口」を開催しました。
講座の冒頭では、自己紹介を兼ねて、
山本さんが絵を描き始めた頃の作品や、そこで試したさまざまな技法をご紹介。
さらに、就職や生活のエピソードも交えながら、
アーティストとして歩み始めるまでの経緯をお話しくださいました。
今回で6回目となるシンクスクールの講義ですが、
今までに美術史や国内外の作品・事例を数多く取り上げながらもレクチャー受けてきて、
「芸術ってなんだろう?」という混乱気味な受講生にすっと寄り添うように
・芸術とは何か
・良い作品とは何か
・絵画とは何か
という3つの大きなテーマを、わかりやすく、簡潔に解きほぐしていただきました
今回は「色」と「かたち」をテーマに、感覚と素材を使った創作に挑戦しました。
・色のワーク
色の見え方や印象は相対的で、人の目や脳の仕組みによって決まります。可視領域の範囲や色相・彩度・明度の関係を学び、2色をつなぐ中間色や「見えないもの(空気、視線、声、欲望など)」を色で表す演習を行いました。
・かたちのワーク
鉛筆・練りゴム・紙・絵具など、素材の特性を活かして「ヘンテコでおもしろいもの」を制作。制作後は互いの作品を講評し、多様な視点を共有しました。
最後にまとめですが、
以下、山本さんの講義レジュメから引用です🙇
「僕たちは、何かしらの条件を与えられて生きている。故に完全は自由は存在しないけれど、簡潔に言えば、与えられた、選択可能な条件を広く解釈し、その中でも特に、「ヘンテコ」なものごとを生み出すことが芸術の基礎と考える。」
今後の制作で行き詰まった時に、「障壁=条件」であると考えて、
どんな瞬間でも芸術を楽しむ精神が盛り込まれた授業でした。



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