Think School 2019 講師紹介vol.10(道内編)
「講師紹介vol.10」では、柴田尚さん、佐々木信さん、鈴木涼子さんの3名をご紹介させていただきます。これで講師紹介も最終回となります!
柴田尚さんの「企画書・予算書をつくるワークショップ」では、2回連続講座となります。企画を実現する上で絶対に必要となる予算について、具体的な予算書の作り方、助成金についてなど、全国でも老舗のアーティストレジテンスを運営してきた柴田さんならではの視点で教えていただきます。
札幌市民であれば誰もが知る、札幌市交通局のICカードSAPICAのデザインや、笑顔をテーマにした札幌市のブランディング「SAPP‿RO」、AIR DOのマスコット「ベアドゥ」のデザインなどを手がけた佐々木信さんの講座では、人に伝えるデザインを学びます。
鈴木涼子さんの講座では、作品を丁寧に掘り下げて行く時間。国際的に活動する鈴木さんの活動紹介だけでなく、卒業制作展に出品する作品について、深めていきます。3年目となる鈴木さんによるチュートリアル、とても良い時間です。
Think School 2019 講師紹介vol.10(道内編)
◾️柴田尚(しばた・ひさし)|北海道教育大学岩見沢校教授/NPO法人S-AIR代表
講座|2/8 & 2/22「企画書・予算書をつくるワークショップ」 企画コース
NPO法人S-AIR(エスエア)代表。現在までの18年間に36カ国94名以上の滞在製作に関わる。NPO法人S-AIRは、2008年、国際交流基金地球市民賞を受賞。2013年度より、北海道教育大学岩見沢校教授となる。S-AIRでは札幌を制作場所としたビジュアルアーツが中心だが、大学では岩見沢を舞台としたヌーヴォーシルクの滞在製作「空知遊覧」を2016年よりスタートしている。共著に「指定管理者制度で何が変わるのか」(水曜社)「廃校を活用した芸術文化施設による地域文化振興の基本調査」(共同文化社)がある。2016年、北海道文化奨励賞受賞。
◾️佐々木信(ささき・しん)| デザイナー
講座|3/7「人に伝えるデザイン」 企画コース
1974年北海道生まれ。デザイナー。大学在学中に、札幌のミニシアター・シアターキノに映写技師として勤務。1996年に渡英し、翌年、一文無しで帰国。すぐに札幌の編集プロダクションでグラフィックデザイナーとして仕事を始め、2001年に独立。3KGを設立し、札幌市交通局のICカードSAPICAの盤面や、札幌市のシティプロモート「SAPP‿RO」のマークをデザイン。AIRDOのマスコット「ベアドゥ」のデザインも手がける。2007年にD&DEPARTMENT HOKKAIDO by 3KG をオープンしたほか、2010年にシブヤ大学の姉妹校として開設された札幌オオドオリ大学の創設に携わる。毎月「庭しんぶん」を発行していますので、ぜひ読んでみてください。
◾️鈴木涼子(すずき・りょうこ)|美術家
講座|2/22「自分を知る。」 制作コース
北海道札幌市在住。ジェンダーをテーマに、人間の欲望や社会の歪みに焦点をあてた作品を制作している。2007年文化庁の新進芸術家海外研修員としてドイツで1年間研修。2004年上海ビエンナーレ(上海美術館)、2007年「Global Feminisms」(ブルックリン美術館)、2013年「Body,Being Here」(テグ美術館)、2018年「The Women Behind」(Museum on the Seam/エルサレム)などの国際展にも多数参加。第20回東川賞特別賞、第15回道銀芸術文化奨励賞受賞、北海道立近代美術館、東京都写真美術館、上海美術館、他、多くの美術館に作品が収蔵されている。