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9月30日「アートとビジネスをマッチングする」鳥本健太さん

こんにちは、シンクスクール事務局です!

9月30日企画コースの授業では、アートプロデューサーの鳥本健太さんにご登壇いただきました。


鳥本さんはコロナ前、中国の上海で活動しており、お子さんがのびのびと暮らせるようにと、出身地の北海道新得町に移住しました。

上海での活動は、2006年に独立し「Office339」というアートマネージメント事務所を設立。日本人アーティストのプロモーションを行っていました。


また、上海をベースに中国、日本、およびアジア地域にて領域横断的なアートプロジェクトを企画・プロデュースし、出身地である北海道新得町にて2013年より野外フェス「GANKE FES」を主催。現在は、株式会社stu、PROJECT ATAMIに所属し、2021年より「ATAMI ART GRANT」 プログラムディレクターになられました。



アートとビジネスをマッチングするというタイトルで授業を行いますが、果たしてどう結びつけるのでしょうか?


「アート単体だとビジネスにならないけど、アートと何かを掛け合わせるとビジネスが生まれる」と鳥本さん。

アート×〇〇≒ビジネスとは?いくつか例を挙げてくださいました。


例えば、アート(文化財)×ゲーム×メタバース(仮想空間)。

亀岡市に資料館があります。建物自体は小さいのですが、結構な数の展示物がありました。

展示物は保管しておきたいですが場所がないという問題が・・・また、処分もしたいがお金ないとのこと。

鳥本さんはそれをデジタルに落とし込むことにしました。

作ったものは、資料館の展示物を3Dスキャン、バーチャル上は亀岡町を再現した空間にして、それを体験できるというもの。

展示物を集めたり見つけたりできるゲーム要素も入れ、教育的視点からも良い事業となりました。

実際資料館のHPから体験できますのでぜひ体験してみてください!


亀岡資料館HP| https://museums.city.kameoka.kyoto.jp/


他には、アート×地域の文化×規制

Weihailu696(威海路696)という建物がすごく古いが家賃が安い!さらに良い立地だったこともあり、アーティストが集まってきてスタジオになりました。水道を通して、バスルーム作ったり、アート関係のものを販売したりしたそう。3年ほどこの建物を使用し、様々な活動をしました。現在は老朽化に伴い取り壊され、WeWorkという綺麗な施設になりました。




他にも様々なアート×〇〇を紹介してくださり、活動の幅の広さに皆さん驚きでした。


次は、今までのレクチャーをもとに、グループワークを行いました。

このグループワークでは、アート×〇〇≒ビジネスを考えようというもの。

2つのグループに分かれ、早速アート×〇〇≒ビジネスが何か考えていきます。



皆さん頭を悩ませながら、様々な〇〇を書き出していきます。

20分のディスカッションを経て様々な案が出たので、どれにするか決定!さあどんな案なのでしょうか?


1チーム目は、アート×銀行≒ビジネス。

銀行のマイナスイメージをよりよくしたい、そのために札幌のファッションデザイナーに頼んで社員の方の制服を変えたり、アーティストの作品を飾ったり、待合番号の紙を投票箱に使えるようにしたりなど、それによってアートへの見方が変わるのではないか?という案でした。


2チーム目は、アート×地域の暮らし×大学。

北海道大学は札幌の人々の生活を知るにはいい場所。さまざまな人々がこの大学内を散歩したり、メインロードの銀杏を見にきます。この大学を拠点とし、北大全体でお祭りをしたりイベント開催をする。北海道は開拓の歴史=北大を開拓してもらうワークショップでビジネスに繋げたいとのことでした。


その後、鳥本さんが務めるプログラムディレクター「ATAMI ART GRANT」のお話。


12月には「ATAMI ART GRANT」に行く予定です!お楽しみに!

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