9/29 制作コース「作品についてのアドバイス」(鈴木涼子さん)
この日は、ジェンダーをテーマに制作されている美術家の鈴木涼子さんを講師としてお招きしました。
鈴木さんの作品は、扱っている問題やコンセプトなど、これまでの講師の方とも、また一味違っていていて、刺激的です。いろんなジャンルの方が講師として入っているのも、Think Schoolのおもしろいところですね。
作家活動を始めたころのどろどろと生っぽい話から、海外のアートフェアの事例まで、幅広い内容でした。生徒それぞれにも重なる部分があり、身近に感じられたんじゃないかなと思います。
後半 からは、制作コースの中間発表に向けた、チュートリアルです。
各自が考えたプランや制作の進捗を発表し、鈴木さんからアドバイスをもらいました。
生徒どうし、お互いのプランも共有しながら、話し合いを進めます。
柔らかな物腰で生徒の話を聞きつつ、生徒のプレゼンからやりたいことの意図が汲み取れないときには、しっかりと掘り下げ、なぜダメなのかを指摘してくれました。
「ある程度、形にはなってきているけど、本当にそれがやりたいのか」とか、
「 ちょっと、いき詰まって無理に形にしようとはしていないか」など、
経験に裏打ちされた言葉が、一人一人の胸に刺さったんかじゃないでしょうか。
制作やコンセプトの難しさについて、まじまじと実感した2時間でした。
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