10/17 企画「企画の組み立て方」(漆崇博さん)

久々の授業となった10月17日の企画コースは、
AISプランニング代表であり、札幌国際芸術祭マネージャーとしても
ご活躍の漆崇博さんの授業でした。
AISプランニングについて、詳しくはWEBサイトをご覧ください。
まずは、これまでの漆さんの活動のご紹介。
アーティストインスクール、よるしるべ、SIAFラボ、さっぽろ垂氷まつり、
天神山アートスタジオなど、活動は多岐にわたります。

漆さんいわく、
自身が生粋のアート畑の人間ではないため、
美術館で見るような形ではない、アートと社会との接点を作りたいというモチベーション
で、これまで活動をされてきたそうです。
なるほど確かに、アーティストが転校生となって
小学校にかかわる「おとどけアート」の活動などをみていると、
ギャラリーや美術館とは異なる、アートとの出会いが生み出されていますよね。
これまで、たくさん経験してきた漆さんからの企画を考えるうえでのアドバイスでは、
「ちょっと気になる、なんで? これは、不満だ!」
という個人の感情が乗らないと、なかなか企画として形にならないという言葉も。
こちらも、とても「グッ」とくる内容でした。


さて、後半の個人企画講評では、
どうやって自身の企画をそのほかの興味がない人に向けてアプローチするか、 企画の目的はなんなのか、という大事な問いも。
みなさん、やはり、企画のタネを見つけて、それを具体的な形に落とし込む作業に苦労されていました。

漆さんからは、
「とりあえず、ハズレのものも含めてアイデアをとにかく沢山出してみる」、
「一人で企画をすべてやろうとしない」、
というアドバイスもあり、あらためて、ハッとさせられる部分の多い時間となりました。
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