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8/22 制作「映像論」(講師|伊藤隆介さん)

  • 執筆者の写真: Think School Jr.事務局
    Think School Jr.事務局
  • 2020年8月23日
  • 読了時間: 3分

8/22の授業は、映像作家の伊藤隆介さんを迎えて、「映像」の授業。

前半は、過去の巨匠、作家の作品を鑑賞しながら、映像の歴史や種類について外観し、

後半からは、受講生へ事前に出された課題「生活と意見をテーマにした映像作品」の

講評を行いました。

近年、TV以外でもyoutubeなどの動画メディア、

また、さまざまな動画配信サービスがあふれていたり、

スマートフォンでも気軽に高精細な映像が撮れるようになったりと、

映像をとりまく環境は大きく変わりました。

でも、映像誕生の初期を紐解くと、

あらためて、映像を通して人々がどんなことに興味を持ち、発見し、

表現してきたのか、そんなことが垣間見えます。

授業では、シュールレアリスムの作家マヤ・デレン、

オスカーフィッシンガーによるアニメーション、

アメリカ実験映画の巨匠スタンブラッケージの構造映画などを紹介いただきました。

どれも、今見ても色褪せない視点や、表現の奥深さや強さを感じます。

最近では、動画サービスを通じて、過去のマスターピースが気軽にみれたりするので、

ぜひ、いろいろ巨匠の作品を調べて自分なりに考察してみるのも良さそうですね。

さて、後半からの課題講評では、

「生活と意見」というテーマだけあって、

皆さんが普段から考えていること、思っていることが

何気ない日々の営みの中から表現されていて、

どれ一つとして同じものがない、バラエティ豊かな作品が並びました。

(授業では、課題の鑑賞とあわせて、生徒さん一人ひとりに

 制作意図や思ったことを話してもらいます。)

自分自身を被写体として撮影する人、趣味のガーデニングのようすをカメラに収める人、

流れ行く景色や木々を収める人、はたまたアニメーションを作ってくる人、etc。

前回は写真の課題でしたが、今回は映像ということでタイムラインがある分、

時間の中で個々の生徒さんが伝えたい内容や情感が感じられます。

写真とは違ったメディアの面白さがありますね。

講評では勿論、技術や話法的な部分についても講師の伊藤さんからアドバイス。

「表現」として第三者に伝える際のコツや、映像の扱い方、音の使い方などなど。

長く作家として活動されている伊藤さんだからこそ見える、

制作者としての視点や考え方は、これから作家や制作に携わろうとする方にとっても、

重要な気づきが沢山あったのではないでしょうか。

今回の課題では、時間内に完成まで持っていけなかったという方もいましたが、

伊藤さんも言っていたとおり、ぜひ、最後まで完成させていってほしいですね。

完成させて、作品からさまざまなフィードバックがかえってきて、

また、疑問が生まれて、次の作品を作るという繰り返しの中で、

自分自身のスタイルや興味の核が見つかってくるものだと思います。

ぜひ、生徒の皆さんには、少しずつ制作の楽しさや自分の軸となるものを

見つけてほしいところです!

 
 
 

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