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1/30 「卒業制作に向けて」(今村育子さん・高橋喜代史さん)



きょうの制作コースは、

いよいよ会期スタートまで残り二ヶ月程となった卒業制作展について、

出展される受講生全員の展示プランについて、

じっくり相談・アドバイス(=チュートリアル)を行いました。


この日の先生は、事務局の今村育子さんと高橋喜代史さん。

ゲスト講師の方から活動紹介や作品制作のコツについてレクチャーいただく時間とあわせて、

こうして、一緒に皆さんの成長を見守ってきた専任の先生と

話し合いをしたりする時間もシンクスクールでは大事にしています。



(先生に作品プランをプレゼンしているようす|制作コース飯田さん)


さて、授業の内容ですが、高橋さんからは、まず皆さんに


① なぜ、それをつくるのか?

② どう、それをつくるのか?


の2点を意識してみましょうとのアドバイス。



皆さん、制作の悩みは人それぞれ。

どうしてそのテーマなのか、どういうことを表現したいのかは決まっているけど、

それを表現としてどのような形に落とし込むのかがわからないという人もいれば、

逆に、作りたいものはおおよそ決まったけど、

どうしてそれをつくるのかというテーマ設定が今ひとつ深められないなあと悩む人、などなど。



それらの悩み、考えていることについて、一人ひとりじっくり聞き取り、

講師の先生や一緒に勉強している仲間と考えることで、

作品を深めていきます。



(講師の高橋喜代史さん、今村育子さん)



チュートリアルのおもしろいところは、

「本当にそれが作りたいのかな?」

「そのサイズや個数が適切?もっと大きいほうが意図が伝わるかも?」

「作品プランやコンセプトと、自分の本当の興味ってもしかして違うんじゃないかな?」

と、対話をすることで、その人の考えや意図が少しずつはっきりしていったり、

一人では気づけなかった自分の興味や、本心、感情の輪郭が

定まってくること。


先生や仲間という他者を通すことで、より、人に伝えるための言葉、作品、コンセプトへと

じりじり削ぎ取られていく過程はとてもスリリングで

おもしろい時間です。



(自身で描いたドローイングを先生に見せるようす|制作コース岩澤さん)



とはいえ、まだまだ、授業の中で考えがまとまらなかった方もちらほら。


焦らず、かつ、着実に一歩ずつ、自身の作品完成に向けて一緒に頑張りましょう!




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